3月の久里浜幼稚園だより
いつまでも忘れないで久里浜幼稚園!
 幼稚園の生活とは、お友だちと顔を合わせたら近寄り、元気に声を出し、感情を込めたすてきな表情で語り合い、きれいな大きな声で歌を歌い、思いっきり体を伸ばして、仲間と一緒に遊び、先生たちと楽しい園生活を送るところに意義があるはずでした。この点は2年間を過ぎて続くコロナ禍の中でも変わらず、感染防止のために大きく制限しながらも、2年間を過ぎて続けてきました。会社の会議や、高学年学校教育における学習などは、会って近寄らなくてもオンラインで対応できると図らずも実証されています。しかし幼稚園の生活は、オンライン学習で代替することができないこともわかってきました。いくつもの制約の中、少しずつでもできる部分を探して、いずれは元にもどしていくべきものと考えています。子どもたちの安全が一番大切なのは当然のことですが、あきらめずに、今後も少しずつでも以前のような先生と仲間たちと触れあい、遊びあいができる環境をとりもどしていきます。
  未だ収束の見通しが見えませんが、ワクチンや薬が行き渡ることで、まずは学校現場が、子どもたちの平常の学校生活に向かっていく見通しも見えてきました。年長さんにとっては貴重な3月の日々、在園児にとっても大切なまとめの時期を、卒業式などの行事を含め大切に幼稚園の思い出づくりしていきます。
  年長さんは小学校へ進学します。新たな学校での新生活、そして進級するこどもたちのクラスでの新しい生活を喜び、早期の感染拡大の収束を願い、こんな時だからこそ、将来への明るい希望を持ち続け、幼稚園生活を続けていきます。
園長
3月の保育のねらい
智恵希望 希望を持って楽しく遊ぼう
 まさかここまで続くとは思わなかった長いスパンで、一昨年の2月からの新型コロナウィルスによるパンデミックが続き、毎月の保育の内容にも大きな影響が出ています。臨時休園やクラス閉鎖に対応しながら感染を防ぐ対策をとり模索してきた園生活も、年度最後の3月を迎えました。
  そんな制約の中、なんとか幼稚園の生活を続けることができました。子どもたちは、こんな状況の中でもたくましく園生活を楽しんでくれたことと思います。
  卒業生を送り出し、新入園児を迎え、在園児は新しく進級する時期となりました。こんな時だからこそ、自分の進んでいく未来に明るい希望を持つことが大切です。いずれは感染は確実に収束します。今現在、できることの中に面白さや楽しさを見つけ、希望を持って明日に向かうため、年度最後の目標としました。

年長(5歳児) 年中(4歳児) 年少(3歳児) ひな(満3歳児)
●幼稚園での思い出を話し合い、小学校へ入学する喜びを話します。


●先生の話を集中して理解して聞けるようにします。


●通学をひかえて、交通安全のルールを指導します。


●幼稚園で作った制作物や絵画はできるだけ保存してあげましょう。楽しい記念になります。
●卒業する年長のお兄さんやお姉さんをお祝いし、自分たちが進級していく自覚を持てるようにします。


●後片づけ、レインコートの脱ぎ着、上履きの履き脱ぎなど基本的習慣が身に付いているか確認します。


●進級をひかえ、家庭でも身の周りのことを自分で始末できるように気をつけてあげてください。
●スタートシリーズで1年間やってきたことのまとめにかかります。


●1年間の想い出をクラスの皆の前でひとりずつ発表します。


●木や草の芽、つぼみがふくらんでくる様子を観察します。


●進級をひかえ、家庭でも身の周りのことを自分で始末できるように気をつけてあげてください。
●手洗い・うがい・鼻を拭くなどを基本的な生活習慣を、自分でできるよう指導します。


●暑い・寒いなどの自分の体に関する感覚を、言葉で伝えられるようにします。


●友だちと仲良くし、共に力をあわせて活動していく楽しみをクラスの中で味わっていきます。
3月の行事予定
曜日 行事予定
2/28 星1〜3キッズランドへ年長お別れ遠足
おひさま教室5月生受付
星5〜7キッズランドへ年長お別れ遠足
星8・9キッズランドへ年長お別れ遠足
14 お別れお楽しみ給食
16 給食納め
17 卒業式 前半教室で証書授与はホールで
18 在園児は         午前保育
22 在園児修了日       午前保育
4/6 新入園児入園式
4/11 在園児新学期登園     午前保育
4/13 全園児給食はじまり
2月15日 涅槃会
3月の家庭連絡
年長用 緑
年長用名札 緑
年中用 赤
年中用名札 赤
年少用 黄
年少用名札 黄
満3歳児用ピンク
満3歳児用名札 ピンク
●新しい学年に進級すると、名札の色が替わります。年度末に新しい色のアイロンプリント名札を4枚ずつお渡しします。ジャンパー用の名札が必要な方は職員室でお求めください。
●父母の会を毎月月初めに午後からホールにお集まりいただいて開いていましたが、集会による密集を避けて、新年度もしばらく開催を見送り、幼稚園だより書面で対応します。
●毎月の誕生会は各クラスの園児でお祝いし、おうちのかたの参加はまだご遠慮いただきます。
●卒業式を3月17日(木)に行います。
*卒業生は式の前半を各クラスよりビデオ経由で参加し、証書授与をクラスごとにホールで行います。おうちのかたは待合室に順次待機いただき、ホールでクラスごとに園児の証書授与を見守っていただきます。*式後にクラスでのお別れ会は、本年も中止します。
*在園児・卒業生とも登園のバスは利用可能です。帰りは在園児のみ利用で、お家のかたと降園していだくようになります。
*在園児は午前保育となります。雪組の一部の園児が、前もって撮影したビデオにて、卒業生にお祝いのメッセージと歌を送ります。
*卒業生と在園児は、お祝いに個別に包装された卒業祝いのロールケーキを持ち帰ります。お家でお祝いに食べてください。
*卒業式にて撮影した映像をDVD・BDにまとめます。ご希望のかたはお申し込みください。お申し込みで郵パックに住所を記入していただき、5月の初旬までに完成次第郵送いたします。
*卒業証書授与の個々の写真を舞台の上から撮影してHPに掲載します。
*証書授与の様子は当日ネットで配信します。
●ちゃくバスメールと銀行口座は、本年返金の口座送金とそのお知らせ確認があるため、卒業生も4月中旬まで保持をお願いします。
●進級する方は4月の給食費4,500円・バス維持管理料2,500円とともに、本年度教材費を4月15日(木)に、みなさまの口座より引き落とさせていただきます。雪進級は19,695円・星進級は20,455円となります。この他に送金手数料が37円ブラスされます。
●写真販売をネットを通じて継続中です。1年間の写真を購入できます。お渡ししたリンクエイジ用紙に記した年間パスワードで、HPのリンクエイジリンクよりお申し込みいただけます。
●在園生の登園は4月11日(月)からになります。13日(水)より全員給食平常保育となります。
●春の親子遠足を5月はじめに行っていましたが、行き帰りのバスの密着を考え、本年も開催を見合わせます。
●新型コロナの感染拡大は収束の見通しがたちかけてきたとはいえ、教育現場が安全に保育できるようになるまでまだまだ先が見渡せない状況が続きます。園内でも厳戒態勢の中で、すべての保育に気を配りながら保育を継続しています。今後収まる日を望み、注意深く状況に合わせて対応を変化させていくことをご了承ください。
園長からみなさまへ

■花束や記念品はお断わりします
We staffs can't accept thanks flowers or souveniors.

 年度末に、クラスで費用を集めて先生や職員のためにお花や記念品をご心配いただくことがありますが、お中元やお歳暮と同様、失礼なこととは存じた上で、すべてお断りしていることを改めてお知らせします。
  お父さんやお母さんがたの感謝のお気持ちは本当にうれしく、喜んでお受けしたいところです。しかし、無条件にお受けするといろいろな問題が生じます。
  まず、定例化することで感謝の気持ちとかけ離れた、「当たり前のこと」となります。当たり前になればより深く感謝の気持ちを表そうと豪華さや大きさを競うようになっていきます。今までの経験や他園、他校での様子を見ると、毎年ご家庭に、より多くのご負担をかける方向にに変化していく傾向があるようです。ご負担が大きくなってからひとりで「私は必要ないと思うよ!」とは主張しずらいものです。
  いただく先生の立場も微妙です。クラスによって花束の大きさに差が出れば、小さな花束をもらった先生は「もしかして保育に何か手落ちがあったのかな?」などと考えてしまうこともあります。かと言って、適切に花束の大きさや価格を均等に制限するのもばかばかしい話ですし、第一制限した時点で皆さんのせっかくのお気持ちの半分は、義務化して消えてしまいます。
  そうなると残された方法は、無制限にいただくか、きっぱりとお断りするかのどちらかです。
  結果として、久里浜幼稚園では「お花」などの記念品をお断りするのが一番適切な方法だと考えました。その旨、みなさまにご理解いただいています。役員のかたがたにもこの旨、強くお願いしています。
  大変失礼なお願いとは承知した上で、あえてみなさまがたに改めてお願いいたします。
  どうぞ花束や記念品などのご心配はご無用にお願いします。
■卒業式です卒園式ではありません
 漢字の「卒」という字には物事を修了するという意味があります。卒業式とは学業を修める式という意味です。卒園式と言えば、幼稚園が終わってしまう式という意味になり、漢字の使い方に誤りが生じます。
 幼稚園が卒園式なら、小学校は卒校式でなければならず、そうは呼ばないことからも卒園式と呼ぶ必要がないことは明らかです。幼稚園であろうと、小学校であろうと、中学校であろうと、学業を修めるのはあくまで「卒業式」です。
 世間では、卒園式という誤った呼び名がすっかり定着し、何の疑問を持たずにどこでも使用されています。
 今更、久里浜幼稚園のみが抵抗したところで、どうにもならないのは充分承知の上で、あくまでこだわりを持ち続けたいと思います。久里浜幼稚園の卒業式です。