入園Q&Aコーナー

もくじ
Q1 入園案内どうやって手に入れるの?
Q2 大勢の中でだいじょうぶ?
Q3 授業料無償化後の割り引きは?
Q4 先生の歳は?
Q5 ついていけるのかしら?
Q6 体験保育はないの?
Q7 久里浜幼稚園の教育の目玉は?
Q8 給食、食べられるかしら?
Q9 アレルギーがあるけど、給食は?
Q10 給食以外にお弁当を作る機会は?
Q11 バス送迎と徒歩通園は?
Q12 まわりの子に比べて発達が遅いのでは?
Q13 幼稚園の様子を知りたい
Q14 地震や津波の避難は?
Q15 3年保育・満3歳児に入れるかな?
Q16 延長保育や早朝保育、春・夏・冬休み中の延長保育は?
Q17 まだ2歳だけど、幼稚園に入れるの?

入園案内どうやって手に入れるの?
他の幼稚園からはたくさんの入園案内が郵送されてきたのに、久里浜幼稚園からはきません。どうしたのでしょうか?
お手数ながら、見学がてら、幼稚園まで入園案内をとりにいらしてください。
入園のための説明会や体験入園を積極的に行っている幼稚園もあります。「ずーっと待っていたのにまだ案内がありませんけどどうしたらいいのですか?」といったお電話をいただくこともあります。
でも、幼稚園の入園へのご案内は大切なお子さんのための、教育機関へのご案内です。不特定多数のかたがたに宣伝するような種類のものではないと思います。
幼稚園が、対象年齢の幼児を探して『どうかうちの幼稚園に来てください』とお願いするものではなく、お家のかたが自ら納得される幼稚園を選び検討して決めるべきだと、私たちは考えています。
入園案内はそのための参考になるものですから、お手数でもぜひ幼稚園までいらしてから、取得していただきたいのです。
久里浜幼稚園を選んでいただけるよう、私たちは日々研鑽を怠らず、環境を整え、絶えず子どもたちのための教育に努めています。
その幼稚園を見学して、入園案内に目を通していただき、私たちの幼児教育に対する姿勢を真に理解していただきたいのです。
保護者のかたの理解があって初めて、本当の教育ができるものと私たちは考えています。
このような理由で、現在不特定のかたへ入園をご案内することはありません。それどころか、入園案内一部につき100円をお預りしているのはご存知の通りです。
それにもかかわらず、子どもたちの数が減少しているこの時期に、毎年多くのかたにお申し込みいただけるのは、みなさまのご理解の賜と感謝し、みなさまの深いご理解のおかげと自負しております。
どうぞお手数ですが、幼稚園の中をゆっくりとご覧になりながら入園案内をお受け取りにいらしてください。いつでもお待ちしています。
なお、遠方からの移動で、幼稚園にいらしての願書の取得が困難な場合は、特別な事情に即して郵送も可能です。その場合はその旨お問い合わせください。

大勢の中でだいじょうぶ?
とても大きな幼稚園だと聞きましたが、うちの子は大勢の子の中でだいじょうぶでしょうか?
幼稚園に子どもが通う意義はいろいろありますが、その中でも重要なことのひとつに、『今まで家庭生活では出会えなかった大勢の友だちと、一緒に生活する』ことがあります。生活の大半をおとなと一緒に暮らしてきた子どもたちが、同じ年代の子どもたちと初めての社会生活を営んでいくわけです。その中では、今までのような甘えは許されません。決まりを守らなければ友だちと遊べないし、わがままは決して通りません。そのかわりに友だちと仲良く遊ぶ楽しさや、仲間で協力して物を作ったり、一緒に歌ったりして大きな喜びを味わうことができるのです。
従って、幼稚園ではなるべく多くの仲間と触れあうことが重要です。人数の多い幼稚園では、それだけ多くの子と触れあうことができます。たくさんのお友だちや顔なじみができて、それが長く続きやすいのです。
とはいうものの、初めてお子さんが幼稚園に通うのに、大勢の中で、はたして大丈夫だろうかと不安に思われるのは当然のことと思います。しかし、良く考えてみれば幼稚園の生活とはクラス単位で行なわれるものです。集団の中で、うちの子まで先生の目が届くのかとご心配なら、むしろクラスの構成のほうが重要な問題です。この点では、当園では少なめの人数でクラスを構成しています。クラスの中で集団生活に慣れ、朝の体育や自由遊びなどタテ割りの時間にはなるべく多くの友だちと触れあうことができるというのが、望むべき幼児教育の姿でしょう。
幼稚園を卒業した後子どもたちが進む、小学校も、中学校も6学年あるいは3学年の子どもたちが一斉に在学しています。いつまでもお母さんのそばに置いておくわけにはいきません。いずれは入っていく集団生活ですから、早い時期にその楽しさを味あわせてあげたほうが子どもの幸せにつながるのではないでしょうか。
人数が多いことの利点はたくさんあります。例えば、当園には『おひさま文庫』という、園児貸し出し専用の図書館があります。現在、3,500冊の蔵書があり、園児が毎週貸し出しをしていきます。3,500冊の中から好きな本を選べるというのはまさに借りていく仲間が多いからに他なりません。運動場が広いのも勿論大きな幼稚園だからです。今時、自動車の心配もなく子どもがハァーハァー言う程思いっきり走りまわれる運動場がある幼稚園は、日本中探したってそういくつもありません。また、遠足にでかけるにも、久里浜幼稚園の遠足となれば業者がかなり無理をして費用も安くしてくれますし、定休日のマザ牧場や遊園地でも場合によれば特別に開けてくれます。
いずれにしても、たくさんの子どもたちがこの幼稚園に通っているということは、それだけ多くの人が久里浜幼稚園を支持してくださっていることの証明になると思うのです。

授業料無償化後の割り引きは?
2019年10月より授業料の無償化が始まりましたが、その他に予約入園や、双子の場合の割引はないのかな?
授業料は2019年10月より完全に無償化されました。 これに併せて、入園料は、月々の授業料に含ませる形で久里浜幼稚園が無償化をします。
政府が本腰を入れて取り組んだ幼稚園無償化の制度に併せて、久里浜幼稚園の授業料も保護者の負担が必要なくなりました。
これに併せて、久里浜幼稚園の入園料は月々の授業料に含ませるようにし、保護者のご負担を軽減できるように無料としました。
この他、働いているお母さん対象の預かり保育の無償化、さらには条件による給食費の無償化も始まります。
準備期間が短く、対応する地方自治体によってその申請方法がちがうため、日本中の各市町村で対処に苦慮しています。
こんな中久里浜幼稚園では、早くから無償化への対策を進めてきました。それぞれの無償化の課程では、保護者からの行政への申請や、複雑な書類の提出があります。極力幼稚園がバックアップをして、申請漏れのないように対処しています。
久里浜幼稚園で独自に進めてきた、子育て支援のおひさま子育て支援制度は、行政の支援が充実したことに伴って廃止します。
予約入園や双子の割引などの制度は、現状では設けていません。


先生の歳は?
失礼ですが、先生の年齢はどのくらいのかたが多いのでしょうか?
今頃の時期になりますと、婦人雑誌に「幼稚園の選びかた」などといった特集が組まれて、その中に必ず出てくるのがこの1項目です。「あまり若い先生ばかりでなく、ベテランの多い幼稚園を選びなさい」と、だいたいこのような内容の答えがどの雑誌にも書いてあります。その通りだと思います。久里浜幼稚園には5年以上勤務しているベテランの先生が半分以上もいます。多くの幼稚園では3年も勤めれば、だいたい学年主任になれると言いますから、当園にいる先生の半数以上が他の幼稚園に行けば主任になれるということになります。
ただ、こういった記事を読んでいていつも思うのですが、ベテランの先生は確かに子どもの扱いが上手で、子どもを教育していく術をより多く身につけています。これに対して若い先生はその点で若干劣るかわりに、子どもの中に飛び込んでいって、一緒に友だちのようになりながら指導していける若さを持っています。これも幼稚園の先生には欠かすことのできない要素です。従って、もし私が記事を書くなら、「子どもと一緒に遊べる若さを持ったベテランの先生と、元気はつらつとした若い先生のいる幼稚園を選びなさい。」と書くでしょう。これこそが、正に久里浜幼稚園だと思うのですがいかがでしょうか?
ここでひとつ蛇足ながら私から忠告させてください。毎年殆どの先生が入れ替ってしまうような幼稚園は選ばれない方が無難です。こうした幼稚園ではベテランの先生から新しい先生への受け継ぎがうまくできませんから、幼稚園の教育方針があっちへ行ったりこっちへ行ったりフラフラしています。何より困るのは、教育技術が引き継がれませんから、毎年、あまり子どもたちに教えたことのない先生ばかりになってしまいます。
そばでベテランの先生が指導している新人の先生は、若さの特権を発揮してすばらしい指導ができるのですが、新人ばかりの中の新人の先生とは正にどうしようもないと、これは、長年幼児教育に携わってきた者の意見として読んでいただければ幸いです。

ついていけるのかしら?
知的教育をしていると聞きました。うちの子はついていけるのでしょうか?
知的教育って何でしょう?
かつて教育とは未完成な子どもたちの頭に知識を詰めこんでいくことだと思われた時期がありました。この頃には未発達な幼児の頭には未だ知識を詰めこむのには充分ではなく、せめて知識を受け入れることのできるような小学校の時期までは知識の教育をすべきではないと言われていました。
これに対しスイスの発達心理学者J.ピアジェは、「幼児には幼児なりの発達過程がある。幼児教育とは、発達段階においてその時期でなくてはできない大切な教育である。従って、幼稚園は決して小学校の準備教育ではない。幼児期にしかできない教育を実践できる大切な教育機関である」と述べています。
ところが、一部の人たちがこれをとりちがえ、幼児期にはなるべくたくさんのことを詰めこんでしまおうとして、これが、流行りのように早教育に結び付き、あちこちの幼稚園に拡がり、しかも、これがあたかも知的教育であるかのように宣伝された為に、大変な誤解が生じてしまいました。
一方こういった風潮に反動して、幼稚園はまったく子どもたちを束縛する必要はない。個々に好きなことをやらせ、自由に遊ばせておけばいいという、いわゆる自由保育の流れも生まれてきました。この極端な流れが小学校低学年の学級崩壊を招いているとして問題になっています。
久里浜幼稚園は大阪に本部を置く、幼稚園の先生がたの研究団体である『日本幼年教育会』に所属し、関東地区の中心となって研究活動を続けています。その考えかたの基本は、ピアジェ自身幼年教育会の招きで来日した際に述べられた通り、幼児の早教育ではなく創造的教育です。これこそが本当の意味の知的教育であり、子どもが悩み、自らの意志によって物ごとを解決し、解決する喜びを知ることを目差したものなのです。
こうした意味から言えば久里浜幼稚園は知的教育を行なっています。しかし、もう良くお判りのことと思いますが、本来の知的教育、即ち創造的教育には落ちこぼれはありません。子どもたちは、それぞれの生活環境や素質によって、決してふたつとない様々な個性を備えていますが、その個々のすばらしい可能性を見つけだし、それを伸ばしてあげることこそが本当の意味の知的教育なのですから。
久里浜幼稚園にも、いたずらっ子もいれば、泣き虫の子もいます。でもそれぞれ目をキラキラ輝かせていろいろなことに取り組んでいます。こうした子どもたちは決して、極端な詰め込み教育からも、あるいは極端な自由保育からも生まれてきません。
知的教育の産物と言えば、毎日机に向かって勉強をしている幼児を思い浮かべますが、決してそうではありません。子どもの生活はその全てが知的生活なのです。遊んでいる時も、いたずらしている時も、泣いている時も学んでいるのです。
従って、うちの子がついていけるのかしら。なんて心配は全く必要ありません。子どもは本来遊び好きで、その遊びの生活そのものが知的生活なのです。
本当の知的、創造的教育には落ちこぼれなどありませんと断言いたします。

体験保育はないの?
よその幼稚園では、体験保育実施をしているところが多いようですが、久里浜幼稚園ではどうして行わないのですか?
体験保育は実施していませんが、見学説明会で、久里浜幼稚園の生の姿をご見学ください。
たしかに体験保育があれば、入園前にお子さんが幼稚園体験できます。ちょっと考えると、楽しい行事です。しかし、その方法を考えるといくつか問題点があります。
第一に在園児の園生活が犠牲になることです。大切な在園児の保育時間を削りたくはありません。
かと言って在園児の保育時間に関係ない休日や土曜日に行えば、先生たちの休日が削られ、平常の保育に先生たちが疲労を残してしまいます。
新入園児獲得のために「在園児が歓迎演奏や踊りを披露する」などということは、明らかに在園児を。園児獲得のための宣伝の役目に使っていることになります。
このために、久里浜幼稚園では、体験保育は実施せずに、入園をご検討中のかたにはいつでも見学にいらしていただいて、ありのままの幼稚園の様子と、園児の姿をご覧いただいています。
しかし、新入園児の保護者の立場になって考えてみると、確かに「いつでも見学自由だよ!」と言われて、気楽に門をくぐるのも何か気後れするのです。「やっぱり日を定めて説明会を設けて欲しい」というご意見もごもっともです。
そこで久里浜幼稚園では、公開保育日を設けて、見学説明会としています。
ただし、上にご説明したような理由から特別な保育は行いません。いつもの通り、まったく変わらない久里浜幼稚園の様子をご参観いただきます。どの教室にお入りになっても自由です。ただし、恐縮ながら、大門前で、セキュリティーのために来園目的を確認させていただきます。
参観後はホールにおいて、幼稚園より教育方針等のご説明をさせていただきます。
勿論、従来通り、これ以外の日のご見学も自由です。気楽においでになり、職員室にお声がけくだされば、園内をご案内いたします。

久里浜幼稚園の教育の目玉は?
久里浜幼稚園の教育方針はなんですか?教育の目玉はどこにあるんですか?
ひとことで説明できるような簡単な目玉はありません。バランスのとれた教育を目指しています。
文部科学省が定める幼稚園指導要領には、幼稚園での教育は5領域にわたってバランスのとれた教育を行なうようにとあります。5領域とは、健康、人間関係、環境、言語、表現の5つを指し、現在の幼稚園の教育は全てこの中に含まれています。つまり、子どもたちの幼稚園の生活はこの総てにわたって、欠けることのない調和のとれたものでなくてはならないのです。
こうした中で、「うちの幼稚園の教育の目玉はこうです。」と1点のみを強調するのは意味のないことだと思います。
どうしてもそう宣伝しなさいと言うなら、仏様の教えによる情操教育をしていますとか、ピアジェの創造的教育に努めていますとか、体育に力を入れて健康な体作りに力を注いでいますとか、おひさま文庫という全国でも珍しい幼児の貸し出し文庫があって、本好きの子どもを育てている姿をテレビで紹介されたこともありますとか、陶芸の窯があって、子どもたちが自分で焼き物を創っていますとか、
まだまだいくらでもお話しできるのですが、こんなこと1点をとらえて、これこそが久里浜幼稚園だと簡単にお話しするわけにはいきません。また、そんな簡単なひとことで要約できるような幼稚園だったら実につまらないと思うのです。
そこで、このようなご質問には「目玉なんてありませんよ。強いて言えば、いろいろなことがバランス良く進められているのが久里浜幼稚園の特色です。」とお答えしています。
個々の点については、入園案内や同封の書類に記入してありますし、そんな物に総て書ききれるほど簡単なものではありません。疑問な点はいつでもご遠慮なくお尋ねください。

給食食べられるかしら?
うちの子は好き嫌いが多いのですが、給食のおかずを残したり、食べられなかったりすると、しかられるのですか?
みんなで楽しく食べているうちに、自然とお友だちに刺激され、好き嫌いが少なくなります。無理に食べさせることはしません。
ひとりで食べるより、大勢で食べるほうが、同じ物を食べてもおいしく感じるのは子どもたちも同じです。
仲間と楽しく同じ物を食べているうちに、自然と少しずつ好き嫌いが改善していきます。
幼稚園生活で体を動かしていくと、お腹も空いてきます。食が細くて心配なさっていたのに、幼稚園に通ううちに、好き嫌いも減り、たくさん食べられるようになって驚かれるお母さんがたくさんいらっしゃいます。
幼稚園の給食の一番の目的は、楽しく仲間と食べる楽しさを味わうことにあります。
ですから、食べ残したら罰を与えたり、残さず食べることを強制することはありません。それでもいつのまにか子どもたちの偏食は減り、食は太くなり体力がついてきます。
ここが、幼稚園という共同生活の強みです。好き嫌いが少ない方が良いに決まっていますが、給食が負担となり幼稚園にいやな気持ちを持つのでは意味がありません。幼稚園に慣れるに従って、負担のない範囲で少しずつ先生が食べ方の指導をすれば良いのです。
また、日本人の原点である箸の使い方も指導しています。でも初めのうちはスプーンやフォークを使ってまずは給食に親しむことから始めています。
近年子どもたちの食育に関して、大きな不安が持たれて、その対策がとられています。幼稚園の給食のメニューでも、栄養バランスを考え過ぎてメニューを作ると、子どもたちが食べ残したものが、大量に捨てられてしまうような事態になります。かと言って、子どもたちが好きなものだけを選ぶと、偏ったメニューになってしまいます。
現在は、その両方のバランスをとったメニューができるように、給食センターと相談しながら改良しています。
いずれにしても、幼稚園での給食について不安を持たれる必要はありません。

アレルギーがあるけど、給食は?
卵アレルギーがあって、メニューによっては給食を食べられない。どうしたら?
アレルギー対応メニューを用意し、その他は担任が保護者と相談しながら対応しています。医学的に食物アレルギー症には実にいろいろなパターンがあって、一口に語ることができません。
代表的な、卵アレルギー・牛乳やチーズなどの乳アレルギー、小麦アレルギーやエビなどの甲殻類のアレルギー、そばアレルギー、ピーナッツアレルギーなどと、種類と症状と対策をあげただけで、本が一冊書けてしまうくらいです。
さらに、食べた時の症状も、軽い場合と重い場合で様々。絶対に食べてはいけない場合もあれば、食べるとすぐに湿疹が出てしまう子もあり、少しぐらいなら栄養バランスを考えて食べさせてあげた方が良い場合もあります。
つまり一律に、アレルギーに対応することは不可能です。
久里浜幼稚園では、それぞれの子どもたちの症状によって、担任が保護者のかたと相談しながら対応しています。
久里浜幼稚園の給食は、パン給食・ごはん給食の交互のメニューがあります。このうち、ごはん給食にはアレルギー給食メニューがあります。これは、卵と乳を完全に取り除いたメニューで、見た目は他の子どもたちのメニューと変わらないように用意されます。ご希望のかたには、このメニューでの給食を用意しています。ただし、あくまで卵と乳に関してだけの対応食です。
この他の場合は、保護者のかたと相談しての対応となります。前もってメニューをお渡しし、その中から問題になりそうなメニューをのぞくような方法で対処することもあります。
さらに危険のあるようなアレルギーの場合は、その日だけお家からお弁当をご用意いただくことも可能です。
ただ危険のある日以外は、お友だちの給食と異なってしまうという不安を、子どもたちに持たさないためにも、できるだけメニューの調整や、一部の食材だけを食べることで対応して、お友だちと見かけだけでも同じものを食べられるようにすることをおすすめしています。

給食以外にお弁当を作る機会は?
久里浜幼稚園は完全給食って聞いたけど、特別にお弁当を作る機会はないのかな?
基本は給食です。春の遠足や運動会、秋の遠足などではお弁当を作っていただくことがあります。
久里浜幼稚園の平常保育の日は、毎日給食があります。食数を平均して、毎月決まった額を納めていただきます。
給食は一日交代で、パン給食の日、ごはん給食の日になり、それぞれ担当する給食センターが子どもたちのお昼ごはんを担当します。
お弁当を家からお持たせいただくのは行事の時、春の遠足と、運動会、そして秋の遠足の折りになります。その他、行事が延期になり、代休がなくなり平常保育を行い、センターが対応できない場合は、お弁当をお持たせいただくこともあります。
午前保育の日の延長保育をお申し込みになられると、幼稚園では給食の用意ができませんから、やはりお弁当をご用意いただくようになります。
給食メニューは、子どもたちの栄養バランスを考え、かつ子どもたちが喜んで食べられるようなものを、センターと協力して、毎月作成し、メニューを前もって印刷してお渡ししています。
平常のメニューの他に、あたたかなご飯を食べられる「ほかほか給食」、「お楽しみランチ」など、時節に応じて特別メニューも企画されます。
秋には子どもたちが植えて収穫したお米を試食する、「ホカホカごはん試食会」も行います。
食の安全に関しては、未来ある子どもたちが口から入れて、体に蓄積するものですから、特に気を配っています。常日頃、センターと綿密な連絡をとりあって、おいしくて安全な食材を使ってもらえるように、チェックを怠らないように気をつけています。

バス送迎と徒歩通園は?
バスでのお迎えとお帰り、徒歩での送りとお迎えの時間、バス停、早く着く子と遅い子の違いはどうなっているんですか?
バスの路線を考慮して、クラスを編成しています。
久里浜幼稚園では、通園バスの路線(徒歩通園の場合はバスを利用した場合のバス停)を考えてクラスが構成されています。バスの到着や、お見送りの時間に合わせて、保育時間を調整しています。いずれ、入園されると詳細なバスの運行表をお渡しします。
朝は8時に6台のバスが一斉に幼稚園を出発します。幼稚園に着いた子どもたちは園庭にでているトランポリンや、とび箱、マットなどを使ってそれぞれ自由遊びをしたり、友だちと集団遊びをしたりします。徒歩通園の子どもたちは8時30分以降に送りをお願いしています。
10時過ぎには全員がそろって、たけのこ体操、朝の体育が始まります。
帰りのバスは、午後2時に、朝のバス路線の順に出発します。早く着いた子はその分早く出発し、遅く着いた子はその分遅く出発します。つまり、全員が同じ時間だけ幼稚園に居るわけです。徒歩通園のお迎えは2時30分から45分の間にお願いしています。
バスが停まる場所をなるべく多く設け、お家の近くするのが理想なのですが、バス停が増えればそれだけ時間がかかります。スクールバスが停車する場所は、交通安全やご近所へのご迷惑も考えなければいけません。
このため、できるだけ多くのかたの便利が良い安全な場所に停留所を設けています。
バス停のない場所よりどうしても久里浜幼稚園に入れたいと、毎日自家用車で送迎されたかたも何人かいらっしゃいました。
ただ、あまり不便な場所にバス停がある場合は一度ご相談ください。交通事情や通園時間に照らしあわせて、ご希望にそってバス停を変更したり、新設できる場合もあります。

まわりの子に比べて発達が遅いのでは?
言葉の発達が周囲の子に比べて遅いような気がする。幼稚園で受け入れてくれるのか心配。
お気軽にご相談ください。発達の遅れだけを理由に、入園をお断りすることはありません。
子どもたちの成長と発達について不安を持たれているお家のかたもいらっしゃいます。
「近所に同年齢の子が少ないために、他の子どもたちと比べることがなかったが、この頃機会があって、一緒に遊んだところ、自分の子だけ言葉の発達が遅いような気がして心配だ。」とか、「仲間と遊べないようだ」などというご相談があります。
子どもたちのことばや心、体の発達は、それぞれの子どもたちの性格や周囲の環境、もって生まれた素質によって異なってきます。
集団生活に入ったとたんに、うるさい程おしゃべりになる子もいます。急に体力が出てくる子もいます。ほとんどの場合はご心配はいりませんが、中には専門の機関にご相談をしていただいた方が良い場合もあります。
すでに3歳児検診などで、心配な点を指摘され、「ことばの教室」や「はぐくみ館」などに通っていらっしゃる場合は、前もって幼稚園にご相談ください。
久里浜幼稚園では、発達の遅れだけを理由に入園をお断りすることはありません。ただ入園をお受けするためには、幼稚園側に準備が必要です。
中には幼稚園のような集団生活が、その子の発達に必ずしも適切でないこともあります。
子どもたちの成長のために、どのような教育環境が適切かを保護者のかたや、専門機関の先生がたと相談して決める必要があります。
いずれにしても、気楽に、前もって幼稚園にご相談くださることが大切です。

幼稚園での様子を知りたい
ひとり息子がもし幼稚園入ったら、家にいても不安。毎日幼稚園でどんな様子か知りたいんだけど、可能かな?
参観だけではなく、HPや携帯サイトに写真をアップして、子どもたちの姿を日々お届けしています。
今まで自分の分身のように、一緒に生活をしていた大切な我が子、新学期に入園して朝幼稚園に出発すると、帰るまでの間はどうだったかわかりません。帰ってきた子に尋ねても、話してくれません。また、朝登園をいやがって泣いていたのに、帰りは元気に帰ってきた時などは、その間の幼稚園での生活を知りたくなります。
こんな気持ちから、そっと幼稚園に偵察にいらっしゃるお母さんさえいらっしゃいます。
幼稚園に保護者のかたがいらっしゃることは問題ありませんが、不安いっぱいの入園当初の子どもたちに、お母さんの顔が見えると、クラスの全体の子どもたちが不安になってしまいます。
そんな理由で、入園当初は教室に近づいていただくことをご遠慮いただいています。
しかしそれでは幼稚園での子どもたちの様子を知ることができません。
頻繁に参観を行えば、クラスの様子をご覧いただくことはできますが、参観の時の園児は、普段とはちがいます。また、お仕事をされているお母さんがたには時間の負担をかけてしまいます。参観は5月の給食参観と6月の保育参観・そして秋10月の保育参観にしぼって行なっています。
そこで、久里浜幼稚園では、園児たちの幼稚園での生活をそのままご覧いただくため、日々の教室や園庭の様子を写真で撮影し、インターネットのHPと携帯サイトにアップ、毎日ご覧いただけるようにしています。
この更新頻度と写真のアップ枚数は、日本中の学校の中でもイチ2を争うほど。毎日、HPと携帯サイトは更新され、そのアクセス数は日々500件を越えます。
さらに入園当初は日を定め、ライブカメラを使用した各教室からのライブ中継も行っています。
休日には、その週に撮影した写真を大判公開もしています。大きさは、プリント写真にも十分対応でき、一年間自宅のパソコンにためておけば、幼稚園での写真を無料で集めることができ、これをアルバムにしたり、まとめてCD−Rに焼いておくこともできます。
どこも隠すことなく、そのままの保育の様子を保護者のかたにご覧いただくことが、久里浜幼稚園のモットーです。

地震や津波の時の避難は?
大震災の時の津波を見ると、久里浜幼稚園は海からかなり離れているようだけどそれでも心配。どう避難するの?
地震の一次被害を防ぎ、その後大津波警報が出れば、裏山に避難する訓練を進めています。
3月11日の大震災の時、久里浜幼稚園はちょうど降園時間で、およそ200名近くの園児が幼稚園にいました。園舎はすべての耐震工事を完了していますが、長く続く激しい揺れに、全員園舎から出て園庭の広い場所に避難、即刻通園バスは運行を中止し、揺れが収まってから、園児を園内で預かり、お迎えを待ちました。
備品の大型発電機で照明と暖房をとり、夜7時過ぎに最後の園児を、無事にお迎えのお家のかたにお渡しできました。
地震と同時に起きた停電と、固定電話と携帯電話の輻輳のために電話は繋がらなくなり、園内のパソコンは使用できず、緊急連絡用の携帯メールを打てただけ。お家のかたとの連絡手段がなくなりました。辛うじて、緊急連絡メールの一部が届いたものの、お家のかたに大きなご心配をおかけしたことは反省事項です。
地震後の検証で、災害時に強い連絡手段が、HPやSNSであったことがわかりました。これを受け、災害連絡用Twitterを開き、メールの緊急連絡と併に、保護者のかたにフォローしていただいています。
もうひとつの反省事項は、津波に対する無警戒でした。海から距離があることで津波が到達することは考えていませんでした。しかし、あの震災のテレビ映像を見れば、久里浜の街も津波から全く安全とは言い切れません。
大きな地震が起きた場合、まず1次被害を避けるために、防災クッションをかぶり身近な机の下などに避難します。その後揺れの状況を判断し、順次園庭の広い場所に避難します。さらに大津波警報が発令された場合、園庭の門を開き、交通に注意しながら地獄坂を上がり、東電アパートかハイランドの上まで避難をします。
幸い幼稚園の後ろ側からすぐに登り坂になり、短時間に標高を稼ぐことができます。地元の町内会にも園児避難のご協力をお願いしました。
園児を確保できるように、2,3歳児の教室には、園児が捕まって移動するロープを購入しました。いつでも使用できるように、各教室に配備してあります。
災害は地震ばかりではありません。火事や台風の際の避難方法も合わせ、即時に対処できるように備えています。

3年保育・満3歳児に入れるかな?
3年保育(満3歳)で入園させようと思っているのですが、まだトイレがひとりでできず不安。だいじょうぶかなぁ?
トイレなどの不安のほとんどは、入園して園生活をするうちにすぐに解消します。
3歳児の教育は幼稚園などの教育現場が実践の立場からリードしています。3歳児は、4、5歳児とは思考や行動の形態が異なります。つまり3歳児の姿を熟知している幼稚園を選ばれる必要があります。
当園では、40年にわたり3歳児を別クラスにして受け入れてきた実績に加え、この20年間、3歳児研究園に指定され、3歳児の行動と思考の形態を調査し、3歳児の教材スタートシリーズの開発に関り、現在も継続研究を続けています。この実績をご理解いただき近年3年保育の入園は増え続けています。
3年保育と、2年保育では、そのカリキュラムが異なるのは当然で、3歳児の3年間にわたるカリキュラムを確立している久里浜幼稚園の保育には自信があります。
ところで、3年保育や満3歳で入園させる場合、お母さまがたはトイレがまだひとりでできないとか、甘ったれで集団生活ができないんではないか、バスにのせたら泣くんではないだろうかなどの不安を持たれるようです。
まず、入園までに半年あることを思いおこしてください。おとなにとってはたかが半年ですが、3歳児にとっては此の世に生を受けて6分の1の長い期間です。これだけの期間があれば3歳児は大きく成長します。もし、入園に間に合わなくても、ほんの少し先生が面倒を見ているだけで自然と自分でできるようになります。
毎年、4月に入園して来る3歳児。中にはまだおむつがとれない子も登園時に泣く子もいます。ところが1、2週間で、おむつもとれ元気に登園するようになり、お母さんたちを驚かせます。
これは、この年令の子どもたちが、すでに集団生活をする準備ができているからに他なりません。
まして、学年にして1学年下になる満3歳児のひな組の場合、入園当初は、トイレがひとりでできない子が半数を超えています。ところが入園後1、2ヶ月もすると、どんどんと、おむつやトレーニングパンツがとれていきます。
満3歳児だけの少人数の別クラスで担任が園児個々に対応していきますので、あっという間に成長していくのも、不思議なことではありません。

延長保育や早朝保育・春夏冬休み中は?
仕事を始めたいんだけど、延長保育や早朝保育、春や夏や冬休み中は、どのくらいの時間、子どもを預かってくれるのかな?
朝は7時30分より、帰りは6時までお子さんをお預かりする、「ちるどらんど」延長保育を設けています。
幼稚園の保育時間以外に、一番早くて朝は7時30分より、帰りは最も長くて夜6時までお子さんをお預かりしています。
朝お預かりしたお子さんは、担当の先生に受け渡されて、平常の幼稚園の保育に入ります。
幼稚園の保育時間の終了後、ちるどらんどをお申し込みいただいた子は、ちるどらんどの先生に受け継がれ、夕方5時、または6時までお預かりします。
月極めでお申し込みの場合は、ちるどらんどのバスで自宅近くまで送ることもできます。
幼稚園の保育料以外に、ちるどらんどの保育料が別にかかりますが、費用の計算は複雑になります。左記に表としました。保育が必要な世帯に対しては、延長保育の無償化もあります。
春・夏・冬休みの長期休み中の預かり保育も、朝7時半からと8時半から夕方6時までお子さんをお預かりしています。お休み中もご希望の方には給食を用意しています。

まだ2歳だけど、幼稚園に入れるの?
2歳になったばかりだけど、しっかりしているみたいだから、幼稚園に入れないかなぁ?
2歳児預かりクラスとおひさま教室(就園前児教室)でお受けしています。
幼稚園でお受けできる園児は、満3歳になる月の始めからと、教育基本法に定められています。満3歳になった月からの入園は、ひな組というクラスを設けて受け入れをしています。2歳になった4月から、ひな組に入るまでのクラスは、2歳児預かりクラスとして、幼稚園に相当する保育を受け入れられるようになりました。
一方2歳のお子さんをお受けできるように、久里浜幼稚園では、幼稚園とは別形態の、「おひさま教室」という、幼稚園就園前の教室も開いています。この形態は、子育て支援の立場から文部科学省が認めたものです。
おひさま教室には、お家のかたとお子さんが一緒に通う、「親子クラス」と、お子さんだけが通う「野菜クラス」があります。
親子クラスは、子どもと親が過ごす楽しさを味わっていただき、合わせて、お家のかた同士の親睦も計っていただけるように、午前中10時より11時半まで、親子で過ごしていただける教室を開いています。
一方野菜クラスは、お子さんだけをお預かりするクラスで、最年少では2歳に近い1歳児からお受けすることができます。保育時間は10時より、長いクラスで午後1時30分のお迎えまで、週に2日または3日のコースがあります。詳しくは、幼稚園までお問い合わせください。