やっかいなアタマジラミにご注意

●2007年12月、久里浜幼稚園の子どもたちの中に何人かアタマジラミが発見されて皮膚科に通う子が出ていました。お家のかたと連絡をとり、感染しないように万全の体制をとっていました。
●2008年3学期にに入って沈静化すると予想していましたが、新たに3名の頭髪に兆候が見られ、お家に連絡をして、対策をしていただいています。
●今後幼稚園で感染がないように万全の対策をとっていきます。お母様がたにも特にご注意をお願いします。

■家庭でご注意いただきたいこと
●念のため、お子さんのうなじの部分の頭髪を、かきあげてご確認ください。
●白いフケのように見えて、髪に付いて簡単にとれないようなものがあったら、要注意です。
●その他の頭髪の中、特に左右のこめかみ部分の髪の中を良く観察してください。
●なかなか発見しづらいものですが、1〜2mmのシラミの幼虫を見つけることもあります。
●怪しそうな場合は、皮膚科に行ってご相談いただくか、薬局で専用シャンプーをお買い求め対策をとってください。
●まんがいち、シラミに感染していても専用のシャンプーやパウダーを使用すれば10日ほどで完治します。
●シラミがいてもあまり痒くなく、子どもによっては気にしない場合もあります。見逃してしまわないようにお気を付けください。男子より女子の多いのは髪が長いせいです。
●頭シラミは柔らかい毛を好むため、成人には移りにくいですが、皆無ではありません。親に移る場合もあります。ご注意ください。
●治療には薬が必要です。薬局で専用のパウダー・シャンプーなどを買い求め、説明書に従って頭にふり、あとは1週間から10日間こまめに洗髪すれば完治するようです。髪についた卵は、目の細かい専用の櫛またはブラシですくと卵がおちます。できれば、皮膚科に通って完全な治療をお願いします。
●頭を不潔にしたから移るということはありません。まんがいち、近所に感染した子どもがいても、不用意にその子を避けたり、心を傷つけたりするようなお母さんの言葉にはお気をつけください。見た目には気味の悪い虫ですが、適切な治療で完全に治ります。必要以上に怖がったり、毛嫌いしないで落ち着いた対応をお願いします。

■幼稚園の対応
●担任が全園児の髪の毛を確認します。まんがいち疑わしい場合は家庭にご連絡します。場合によると「しらみ」ではない場合もありますが、確認のためご連絡しますので、ご理解ください。
●幼稚園内で感染の恐れのある状況を極力排除します。子どもたちの帽子同士を近づけないようにします。この他感染の恐れのある場所としては、スクールバスのシートで隣の子と頭を近づけて寝てしまうような場合が考えられます。
園児同士の髪が極力接触しないように、必ずデニム帽子をかぶって登園させてください。スクールバスの中でも帽子をかぶっていますので、かなりの確率で髪の接触が避けられます。
●教室における、デニム帽子の保管・紅白帽子の保管はすべて個々の棚に分けて保管します。

■感染してしまった場合の幼稚園への登園は?
●治療中に幼稚園に登園させるかどうかは、お医者さんにご相談ください。帽子、枕、プールのタオルなど直接髪に触れる物を共用しなければ、それ程強い伝染力はありません。あまり見た目にもひどい場合は、しばらく収まるまでお休みさせていただく方が、確実に伝染は防げます。
●欠席しても出席停止の扱いとはなりません。
●感染している場合、対策中でも必ず幼稚園にご連絡ください。

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